陸上

橋岡 優輝選手

Yuki Hashioka
所属・ポジション
富士通陸上競技部
生年月日
1999年1月23日
身長・体重
183cm/77kg

~PLAYERS ALBUM~


 

 

~プレーヤーとしての特徴~


 

名実ともに日本が世界に誇る陸上競技選手であり、走幅跳を専門とする。中学入学と同時に陸上を始め、走幅跳に取り組むようになったのは高校生になってから。当初は苦労も多かったが、3年生の時にはインターハイを制し、大学入学後は日本選手権3連覇をマーク。国際舞台でも強さを発揮し、U20世界選手権での金メダル獲得を皮切りに、2019年にはアジア選手権とユニバーシアードで優勝。カタールで開催された世界陸上では日本勢初の8位入賞を果たした。競技に臨むにあたっては身体の使い方を重視しており、日本人ならではの身のこなしや動き方を極め、さらなる上位進出を狙う。

 

国際大会戦績

Year Tournament Result Record
2018 世界U20陸上競技選手権大会 走幅跳 優勝 8m03 (+0.9)
2018 第18回アジア競技大会 走幅跳 4位 8m05 (0.0)
2019 第23回 アジア陸上競技選手権大会 走幅跳 優勝 8m22(+0.5)
2019 世界陸上競技選手権大会 走幅跳 8位 7m97(-0.2)
2021 第32回オリンピック競技大会 走幅跳 6位 8m10(0.0)
2022 世界陸上競技選手権大会 走幅跳 10位 8m18(+0.4)
2023 Diamond League Final 走幅跳 3位 8m15(+1.2)

2024年3月31日

 

国内大会戦績

Year  Tournament Result Record
2017 第101回日本陸上競技選手権大会 走幅跳 優勝 8m05(+1.4)
2018 第102回日本陸上競技選手権大会 走幅跳 優勝 8m09(+1.2)
2019 第103回日本陸上競技選手権大会 走幅跳 優勝 7m98(-1.1)
2019 セイコーゴールデングランプリ 走幅跳 3位 7m80(-0.4)
2019 アスリートナイトゲームズ in 福井 走幅跳 準優勝 8m32(+1.6)
2020 セイコーゴールデングランプリ 走幅跳 優勝 7m96(-0.1)
2020 全日本インカレ 走幅跳 優勝 8m29(-0.6)
2021 第104回日本陸上競技選手権大会・室内競技 走幅跳 優勝 8m19
2021 第55回織田幹雄記念国際陸上競技大会 走幅跳 準優勝 7m97(+1.1)
2021 READY STEADY TOKYO 走幅跳 優勝 8m07(+1.8)
2021 Denka Athletics Challenge Cup2021 走幅跳 優勝 8m23(+1.3)
2021 第105回日本陸上競技選手権大会 走幅跳 優勝 8m36(+0.6) 自己ベスト
2022 第9回木南道孝記念陸上競技大会 走幅跳 3位 7m76(0.0)
2022 第106回日本陸上競技選手権大会 走幅跳 優勝 8m27(+1.4)
2023 第107回日本陸上競技選手権大会 走幅跳 準優勝 8m06(+1.1)

2024年3月31日

 

~アスリートの11 my mind~


 

1.自分の出身地の良いところや思い出の場所

―「人々の優しさや温かさが感じられるところ」

 

僕の地元は埼玉県の浦和で、実家のあるエリアはとても落ち着いていて住みやすいところです。また、僕が家の周りで遊んでいると声を掛けてくれる人が多く、いつも地域の人々の優しさや温かさを感じていました。

 

 

 

2.どんな子どもだったか?

―「友達と遊ぶことが大好きだった」

 

やんちゃな子どもでした。友達と遊ぶことが大好きで、ゲームもたくさんしましたし、屋外ではサッカーや野球、鬼ごっこなどを楽しんでいました。

スポーツをすることは大好きでしたが、小学生の6年間は特定の競技のチームには所属しませんでした。チームに所属すると土曜日や日曜日にも活動があるため、遊ぶ日数が少なくなるのが嫌だったんです。だから当時の習いごとは公文だけでした。

 

 

 

3.子どもの頃になりたかった職業は?

―「小学3年生の頃はプロ野球選手になりたかった」

 

その時々でコロコロ変わっていましたが、よく覚えているのは小学3年生の頃にプロ野球選手になりたいと思ったことです。なぜそう思ったのかはわかりませんが、プロ野球選手を目指して毎日壁当てをして遊んでいました。

中学生になって陸上を始めてからは、「世界で一番になりたい」という夢を持つようになりました。ちょうど東京オリンピックの開催が決まったタイミングであり、僕自身、全日本中学校陸上競技選手権で3位になることができ、陸上を心から楽しいと思えるようになった頃だったので、それらが相まって「世界で一番」という夢につながりました。

 

 

 

4.今思う、陸上競技選手でなかったら、どんな職業についていたか?

―「バスケットボール、バレーボール、テニスのトップ選手」

 

中学生になるタイミングで陸上を選んでいなかったとしたら、たぶんバスケットボール、バレーボール、テニスなどを選択していたと思います。それぞれどのレベルまで行けたはわかりませんが、自分なりに頑張って、各種目のトップ選手になることを目指していたのではないかと思います。

 

 

 

5.逆境に陥った時、それを乗り越える方法

―「オフの時間を増やす」

 

逆境というのは、長く続けていれば誰しもいつかは直面するものだと思います。だから、壁にぶつかったとしても「ああ……」と落ち込むのではなく、「今はそういう時期なんだ」と捉えるようにしています。そして、少しでもいい状態で練習に臨めるよう、オフの時間を増やします。楽しいことをしながら、苦しいことに立ち向かっていくような感覚ですね。

今までのキャリアの中で一番苦しかったのは高校1年生の時。走幅跳を始めた年なんですが、新しい種目に挑戦するということで何もかもわからないことだらけだし、練習中に先生から指示や指摘を受けても全く理解できない状態でした。技術的なコツもわからなければ、身体も思うように動かせず、本当に泣きそうになるくらい心が折れかけていました。

当時は、走高跳やハードルもやっていたので、走幅跳以外の種目で気分転換したり、練習後には甘いものや美味しいご飯を食べたりと、少しでも楽しい気持ちを保てるように意識して取り組んでいました。

 

 

 

6.陸上競技をしていて、最高の瞬間は?

―「祝福の言葉をもらった時」

 

もちろん勝つことも気持ちがいいんですが、勝利を手にした後、一緒に頑張ってきた仲間やコーチ、それに両親などから祝福の言葉をもらった時に大きな喜びを感じます。日々頑張り続け、勝つことができて本当によかったと思うと同時に、うれしい言葉をかけてもらうたびに勝ったという実感がどんどん湧いてきます。

 

 

 

 

 

7.陸上競技以外で自分の中で大事にしていること

―「オンとオフの切り替え」

 

僕はオフをしっかり取ることを大事にしています。競技のことを全く考えず、その瞬間に自分がしたいことに取り組む。これまでは買い物やカラオケなど、いろいろとアクティブに行動してきました。以前は何をしていても頭の中で競技のことを考えてしまうこともありましたが、今ではパチンとスイッチを切り替えられ、オンとオフをしっかり切り替えられるようになりました。

 

 

 

8.客観的に自分を見た時に、自分はどんな人間だと思うか?

―「謎の存在(笑)」

 

自分自身でも自分のことがわからなくなる時があるので、きっと周りの人が見たら「謎の存在」なのではないかと思います(笑)。また、第一印象では静かそう、怖そう、冷たそうと思われることが多いんですが、実際に会って話をしたり、コミュニケーションを取る回数が増えていくと、明るい人、話やすい人へと印象が変わるようなので、そういったギャップもあるのではないかと思います。

 

 

 

9.大事にしている言葉

―「有言実行」

 

高校3年生の時にインターハイで優勝することができたんですが、大会に臨む直前、友だちに向けて「優勝してくるわ」と勝利宣言していました。大会後、友だちから「有言実行してきたじゃん!」と言われた瞬間に、この言葉の意味や重みを改めて理解することができ、それ以来、自分の座右の銘にしています。

 

 

 

10.子どもたちに伝えたいこと

―「今よりももっとスポーツを楽しんでください」

 

僕自身もこのようなスタンスで陸上をやっているんですが、スポーツをする時は思い詰めるのではなく、楽しみながら各種目に取り組んでほしいと思います。思い悩みすぎて競技をやめてしまうということがスポーツの世界にはありますが、少年少女の皆さんには、友だちと遊んでいるくらいのイメージで楽しんでもらいたい。正直なところ、僕の中では「けっこう適当でいいよ!」という感覚です。もちろん、適当と言ってもやるべきところはしっかり押さえる必要がありますが、あまりに思い悩みすぎるとどこかで息が続かなくなり、プレーの内容も結果もガクンと落ちる時が来ます。だから、今よりももっと楽しむ心を持って、スポーツに臨んでください。

 

 

 

11.UDNでどんな活動をしていきたいか?

―「お世話になった人々や環境に恩返しをしながら、社会に貢献していきたい」

 

UDNには多くのトップアスリートが所属しているので、僕も一選手として頑張っていきたいと思っています。そして彼らとともに、地域に根付いた企画や陸上をよりメジャーにしていけるような取り組みを開催し、これまでお世話になった人々や環境に恩返しをしていきたいと考えています。

 

 

 

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