~PLAYERS ALBUM~
~プレーヤーとしての特徴~
名実ともに国内屈指のセンターバックの一人。13年から4シーズン連続でJリーグベストイレブンに選出され、19年に通算5度目の受賞を達成。U-17を皮切りに各年代の日本代表に招集されており、14年のFIFAワールドカップにも出場した。ピッチ上では、ディフェンス陣を冷静かつ的確な指示で統率するクールな一面を見せる一方、ボディーコンタクトを恐れない熱い闘志とフィジカルの強さを武器に、多種多様なストライカーたちとの勝負を制圧する。キックの精度も高く、最終ラインから始まるビルドアップでは、長短織り交ぜたフィードで存在感を発揮する。
Season | Club | Competition | Matches | Goals |
2006 | 大分トリニータ | J1リーグ | 2 | 0 |
ルヴァンカップ | 0 | 0 | ||
天皇杯 | 0 | 0 | ||
2007 | J1リーグ | 20 | 1 | |
ルヴァンカップ | 3 | 0 | ||
天皇杯 | 2 | 1 | ||
2008 | J1リーグ | 28 | 3 | |
ルヴァンカップ | 7 | 1 | ||
天皇杯 | 0 | 0 | ||
2009 | J1リーグ | 23 | 1 | |
ルヴァンカップ | 2 | 0 | ||
天皇杯 | 0 | 0 | ||
2010 | FC東京 | J1リーグ | 30 | 3 |
ルヴァンカップ | 8 | 1 | ||
天皇杯 | 5 | 0 | ||
2011 | J2リーグ | 37 | 6 | |
ルヴァンカップ | 0 | 0 | ||
天皇杯 | 6 | 3 | ||
2012 | J1リーグ | 33 | 2 | |
ルヴァンカップ | 4 | 0 | ||
天皇杯 | 1 | 0 | ||
AFCチャンピオンズリーグ | 7 | 0 | ||
2013 | J1リーグ | 33 | 1 | |
ルヴァンカップ | 5 | 0 | ||
天皇杯 | 2 | 0 | ||
2014 | J1リーグ | 33 | 1 | |
ルヴァンカップ | 3 | 0 | ||
天皇杯 | 2 | 1 | ||
2015 | J1リーグ | 32 | 7 | |
ルヴァンカップ | 4 | 0 | ||
天皇杯 | 1 | 0 | ||
2016 | J1リーグ | 32 | 4 | |
ルヴァンカップ | 0 | 0 | ||
天皇杯 | 1 | 0 | ||
AFCチャンピオンズリーグ | 8 | 2 | ||
2017 | J1リーグ | 17 | 1 | |
ルヴァンカップ | 4 | 1 | ||
天皇杯 | 0 | 0 | ||
2018 | J1リーグ | 30 | 2 | |
ルヴァンカップ | 0 | 0 | ||
天皇杯 | 3 | 0 | ||
2019 | J1リーグ | 34 | 2 | |
ルヴァンカップ | 4 | 0 | ||
天皇杯 | 0 | 0 | ||
2020 | J1リーグ | 28 | 1 | |
ルヴァンカップ | 3 | 0 | ||
天皇杯 | 0 | 0 | ||
AFCチャンピオンズリーグ | 7 | 0 | ||
2021 | J1リーグ | 35 | 4 | |
ルヴァンカップ | 6 | 0 | ||
天皇杯 | 0 | 0 | ||
2022 | J1リーグ | 28 | 0 | |
ルヴァンカップ | 3 | 0 | ||
天皇杯 | 2 | 0 | ||
2023 | J1リーグ | 29 | 0 | |
ルヴァンカップ | 5 | 1 | ||
天皇杯 | 0 | 0 | ||
通算 | J1リーグ | 467 | 33 | |
J2リーグ | 37 | 6 | ||
ルヴァンカップ | 61 | 4 | ||
天皇杯 | 25 | 5 | ||
AFCチャンピオンズリーグ | 22 | 2 | ||
総通算 | 612 | 50 |
2024年1月31日 時点
代表歴
- U-17日本代表
2004年 サニックス杯国際ユースサッカー大会 (準優勝)、Ten Brinke Tournament
- U-18日本代表
2005年 スロバキアカップ ピエスタニー、SBSカップ (準優勝)、AFCユース選手権予選
- U-19日本代表
2006年 カタール国際ユーストーナメント (優勝)、AFCユース選手権2006 (準優勝)
- U-20日本代表
2007年 トゥーロン国際大会、FIFA U-20ワールドカップ (ベスト16)
- U-23日本代表
2008年 トゥーロン国際大会 (4位)、北京オリンピック
- 日本代表
2013年 東アジアカップ2013 (優勝)
2014年 2014 FIFAワールドカップ
2015年 AFCアジアカップ2015 (ベスト8)、2018 FIFAワールドカップ・アジア2次予選、東アジアカップ2015 (4位)
2016年 キリンカップサッカー、2018 FIFAワールドカップ・アジア3次予選
国際Aマッチ 41試合 2得点
~アスリートの11 my mind~
1.自分の出身地の良いところや思い出の場所
―「世界遺産の2カ所」
僕は広島県出身なんですが、オススメの場所はやっぱり世界遺産の厳島神社と原爆ドームですね。厳島神社に関しては、子どもの頃は「何がすごいんだろう?」とそのすごさが全然分からなかったんですが、大人になってから偉大さに気づき、とても興味が湧いてきました。
広島の学校では、原爆に関する授業が毎月のようにあるんです。折り鶴もよく折りましたね。鶴を折るというのは誰でも当たり前のようにできることだと思い込んでいましたが、他の地域に行くと折れない人も決して少なくありませんでした。そういった時に、自分は地元の広島で起きた原爆の投下について、幼い頃から学ぶ機会を与えてもらっていたんだなと実感しましたね。
2.どんな子どもだったか?
―「家でじっとしていられないようなタイプ」
とにかくやんちゃで、ずっと外に遊びに行っているような子どもでした。家でじっとしていられないタイプで、学校から帰ってきたらすぐに遊びに出かけていましたね。我が家は男3人兄弟で、僕は次男。2歳上の兄と一緒によく公園に行きました。遊び相手になってくれる兄の存在は、今振り返るととても大きなものだったと思います。
サッカー以外では、町内のみんなが集まって行うソフトボールをやっていました。当時はサッカーよりもソフトボールをやる回数のほうが多かったかもしれません。野球もそれなりにうまいほうで、ピッチャー、キャッチャー、ショートと、チームの要となるポジションは一通りやりました。小学生になってからは学校のチームに所属したので、自然とサッカーにのめり込んでいきましたが。
3.子どもの頃になりたかった職業は?
―「パン屋さん」
父がパン屋で働いていて、自宅でもパンを焼いてくれたりしていたんです。その印象が強くて、一番身近な仕事のイメージとしてパン屋さんが頭の中にありました。
プロサッカー選手を目標として思い描くようになったのは、サンフレッチェ広島のジュニアユースに入ってからですね。やはりプロチームの育成組織に入ったことが、プロを目指す大きなきっかけになりました。また、広島皆実高校に進学した年に、3年生の先輩が広島とプロ契約を結んだんです。その姿を見て、自分も先輩のようにプロの道に進みたいと思ったこともありましたね。
4.今思う、サッカー選手でなかったら、どんな職業についていたか?
―「180度違う世界ものぞいてみたい」
全く正反対の世界というか、起業して事業を行っているような人に興味がありますね。そういう方の話を聞いているだけで、「そういう考え方もあるんだ」とか「そういう働き方もあるんだ」と刺激を受けるし、今の仕事と180度近く違うので、そういった新しい世界ものぞいてみたいなという思いがあります。
5.逆境に陥った時、それを乗り越える方法
―「うまくいかない原因を徹底的に探る」
考えて考えて、自分が納得できる答えを見つけ、それを実行します。サッカーで言えば、うまくいかなかったプレーとしっかり向き合い、どうすればうまくできるかをとことん考えて、できるようになるまで練習し、その成果を試合に持ち込む。うまくいかない原因を探る作業を徹底的に行うことを心がけています。
6.サッカーをしていて、最高の瞬間は?
―「試合に勝ってみんなで喜びを共有している時」
これはもう試合に勝った瞬間ですね。やっぱり勝利を最大の目的としてピッチに立っていますから。
FC東京では昨シーズンから、勝利した後に『You’ll Never Walk Alone』という曲を選手とファン・サポーターが一緒に歌うのが恒例行事になったんです。今はその瞬間にものすごい幸せを感じています。試合に勝ってみんなで喜びを共有するというのは最高です。
7.サッカー以外で自分の中で大事にしていること
―「聞く耳を持つこと」
いろいろな人の意見を自分なりに吸収することを大切にしています。だから、口を動かすよりも耳を働かせることに意識を傾けていますね。
以前は「俺がやっていることが正しいんだ!」と考えるようなタイプだったんです。その影響で高校時代は天狗になっている時期があって、サッカー部の監督にこっぴどく叱られました。それをきっかけに考え方がちょっと変わったような気がします。自分の意見を押しつけるのではなく、人の言葉に耳を傾け、それぞれの意見に触れる意識を持つようになりましたね。
8.客観的に自分を見た時に、自分はどんな人間だと思うか?
―「何を考えているのかわからない人」
一番身近にいる妻から言われることもありますし、他人からはそういうふうに見られているんだろうなと思っています。あまり自分のことをしゃべらないタイプなので、そういうところも影響しているのかもしれませんね。
9.大事にしている言葉
―「継続は力なり」
中学時代の体育の先生が教えてくれた言葉で、自分の中にすっと入ってきたことをよく覚えています。きっと自分に継続力がなく、飽きっぽくて何事もすぐにやめてしまうようなタイプだったから、この言葉が心に響いたんだと思うんです。
当時からすぐに実践できたわけではないんですが、初めて耳にした時からずっと頭の中に残っていたんですよね。その後、いろいろなことを経験する中で、「継続は力なり」という言葉の意味や大切さが少しずつわかってきました。
10.子どもたちに伝えたいこと
―「夢中になれることを見つけて、思い切り楽しんでほしい」
自分が夢中になれることを見つけてほしいと思います。サッカー、読書、ゲーム……どんなことでも構いません。嫌なことをどれだけ努力しても、夢中になってやっていることには絶対にかないません。だからこそ、気がついたら何時間も経っていたというくらい、夢中に何かに取り組んでほしいですね。僕の場合は、やっぱりそれがサッカーで、お昼過ぎに公園に行ってサッカーをやっていたら、いつの間にか夕方になっていたということが何度もありました。時間を忘れるくらい夢中になれることを見つけて、それを思いきり楽しんでほしいなと思います。
11.UDNでどんな活動をしていきたいか?
―「プロサッカー選手だからこそできることを発信していく」
UDNにはさまざまな感覚を持ったアスリートが集まっているので、彼らと一緒にいろいろなことに取り組んでいきたいと思っています。社会貢献といったらありきたりですが、自分たちがプレーして楽しんで終わりというのではなく、それを見てくれる人たちにも何かを感じ取ってもらえるようにしたい。プロサッカー選手だからこそできることや周りに与えられることがあると思うので、そういう部分を積極的に発信していけたらと思います。
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